ヨーガのある生活とは

ヨガをはじめた最初の数年 十数年前にヨーガの練習を始めた頃は、練習=ハタヨーガ(つまり身体的なヨーガであるアサナ)、だったのですが、当時は、人生の目的はおろか、ヨーガの練習の目的すら定まっていなかったので「こういったポーズの練習が柔軟性を高める以外にどんな具合で肉体的あるいは精神的に良い効果をもたらすのだろう」と不思議に思っていました。つまり他のフィジカルなエクササイズと一体何が違うのか、そういう […]

ヨーガ&スピリチュアルな生き方?それとも物質的生き方?

真我=肉体? 肉体を真実の自分、あるいは体や心を自分の本質だと考えている人は非常に多くいます。むしろほとんどの人がそう思っているのではないでしょうか? ヨーガでは、肉体や心の背景にある存在を真我と呼びます。真我の呼び方は聖典によって意識、アートマー(一元論を説くヴェーダンタ哲学は絶対者ブラーフマン)、プルシャ、ドラシュター、イーシュヴァラなど様々ですが本質はひとつです。 ヨーガについて深く学ぶよう […]

「人生の目的」と「自分の役割」のみつけかた

「人生の目的」と「自分の役割」のみつけかた 人それぞれ人生の目的は違います。この物質世界の物質的な要素に注目し、物質的に豊かになることを目的に生きる人もいれば、自分の真理とは何であるかを知るため内的な探求に生きる人もいます。そしてまた、何事にも関心や追求する熱意を感じず、ただ漠然と毎日を生きる人もいるでしょう。 どんな思考を持ち人生を生きるかは完全に私たちの自由意思に委ねられていますが、それ故に普 […]

心に訪れるどのような感情もすべては去っていくもの

私たちは眠っている時、その時々に抱えている悩みや問題、あるいは自分を興奮させているような事柄について無感覚です。それは眠りについていることによって感覚器官が外にある対象物に対する反応をすることがないからです。 心に訪れるどのような感情もすべては去っていくもの バガヴァッド・ギーター2章14節 The contacts of the senses with the objects, O son of […]

賢者による「生と死」の捉え方とは

前回は、人の生と死について「賢者」つまり、私たちの本質(真我)は不滅の魂であり肉体そのものではないことを理解している人は、死を嘆かない。なぜなら生きることも死ぬこともそれらは過渡的な現象であるからということについて学びました。 そうはいっても、自分が親愛や情を感じている存在の死というには、やはりショックやダメージを受けてしまうのが普通です。 しかしこの賢者、あるいは聖者と呼ばれる人たちは「生と死」 […]

ヨーガの実践によって清浄な心を手にいれる

クリシュナ神とアルジュナのこれまでの関係性 クリシュナ神は人間の体に宿ったアヴァタル(権化)であり、神性そのものなのですが友人であるアルジュナに対しては、ごく普通の友人として接していました。決して絶対的な智慧の存在である神として振る舞ったこなかったそうです。 そしてアルジュナはこの瞬間まで、クリシュナ神が絶対者ブラーフマンの化身であることを知らなかったとシュリー・スワミ・ヴィラジェシュワラ先生は2 […]

バガヴァッド・ギーター2章/ サーンキャ・ヨーガ

アルジュナは敵の中に、尊敬する師ドローナと祖父ビーシュマの姿を見て彼らに刃向かうこと、その他にも敵軍にいる自分の親戚や友人を殺さなければならないことに強く心を乱します。一方、戦士としての義務を果たさなければカウラヴァ軍は容赦なくパーンタヴァ軍を滅ぼすであろうこともアルジュナは解っています。 アルジュナにとっては「クルクシェートラの戦い」ですが、アルジュナと同様「避けて通りたい、でも心の底ではやるべ […]

そんな場合じゃないのに思考停止になるアルジュナ

バガヴァッド・ギーター1章のなかでアルジュナが語っている内容は、人としての道徳、敵側にいる家族を殺したくないという優しさです。これを読んでアルジュナはとても人間らしいじゃないか!なにも間違ってはいないじゃないか!そう思ってしまいます。そう思うんですが、2章のサーンキャ・ヨーガの章に入り、クリシュナ神が話し始めるとこの思いが、まぁ見事に覆されるのです。 そんな場合じゃないのに思考停止になるアルジュナ […]

カースト(階級制度)の本来の目的とは/後編

前回の、「カースト(階級制度)の本来の目的とは(前編)」では、偉大な伝統や、価値のある道徳上の習慣というのは親から子へ伝えられるものであり、戦争によって指導者、つまり親世代の人々を失うことは、その家族はもちろん、その地域全体にとって大きな損失になるということ(40節)。そして昔と今のインド女性の地位や権利について(41節)勉強しました。 カースト(階級制度)の本来の目的とは/前編 アルジュナは尊敬 […]

カースト(階級制度)の本来の目的とは/前編

バガヴァッド・ギーターの1章40節から43節のなかで、インドにおける階級制度、つまりカーストについて触れられていますので今回はそちらを取り上げていこうと思います。すこし長くなるのでこのテーマは前編と後編とにわけてお送りします。 カースト(階級制度)の本来の目的とは(前編) 2000年代半ばからインドを10年以上にわたって訪問し、学生時代に習ったインドのカーストというものを感じる場面は年々少なくなっ […]